構 成 | 【 型 式 】MSE-RM-919 【 メーカー 】松本システムエンジニアリング株式会社 |
【 全 長 】7,300mm 【 全 幅 】2,500mm 【 重 量 】14,000kg 【 エンジン 】出力 123.0kW(167ps) 【 最高速度 】10km/h 【 ハーベスタ 】最大伐倒径 580mm 最大開口幅 700mm 送材可能径 480mm 【 クラムバンク 】最大開き幅 1,360mm |
現行システムではチェンソー伐倒、ウィンチ付きグラップルによる集材が中心となっていますが、チェンソー伐倒は、かかり木の発生による作業安全・作業効率が課題となっていました。また、路網整備が十分ではない状況下では、木寄せや集材、搬出距離が長くなり、作業効率が向上しないという課題もありました。また、機械オペレータの人員が限られるなか、少人数で効率的な作業を実現する必要があり、1台多機能で多種の作業をこなせる機械の導入が求められていました。
8輪駆動の林内作業車にクレーン、ハーベスタ、クラムバンクを架装し、1台で伐倒から木寄せ・集材までが可能な多機能機を導入しました。
クローラバンドを装着可能な低圧タイヤにより、土壌への負荷を抑えつつ林内へ進入しての作業も想定しています。クレーンは平行リンク式でリーチ長が10m あり、高い操作性と広い作業範囲を実現しました。
ベースマシンは林業専用として開発されたものです。車体の中折れ(アーティキュレート)機構、キャビンを水平に保つスタビライザ機能による林内での走破性の高さ、8輪ホイルによる機動性の高さが特徴です。また、作業時の視界の確保に配慮がされています。