モデル事業体の取り組み 木曽森林組合

先進的林業機械による作業システム実証の取組事例

スタビライザ装置を装着した
フェラーバンチャ付き
グラップル収納型バケットの導入による
傾斜地での作業道開設の効率化

木曽森林組合
〒399-6101 長野県木曽郡木曽町日義4898番地37
TEL 0264-23-8101 FAX 0264-23-8577
新たに導入した主な林業機械
  • フェラーバンチャ付き
    グラップル収納型バケット
構 成 ベースマシン:SH135X-6
(住友建機株式会社)
油圧ショベル用スタビライザ装置:MSE-SPINO45-SM
(松本システムエンジニアリング株式会社)
フェラーバンチャ: MSE-45FGZX
(松本システムエンジニアリング株式会社)

現行システムの課題

作業道開設時には、支障木の伐倒・集材・造材作業とバックホーの掘削作業がうまく連携できず、全体として作業効率の悪化を招いていました。また、傾斜地での作業効率が低いことが課題でした。

作業システム改良の取組概要

  • フェラーバンチャの導入

フェラーバンチャ付きグラップル収納型バケットを導入することにより、支障木の先行伐採と伐倒木の片付け、小径木の伐倒・造材・路面への敷設、木寄せの諸作業を、作業道開設と同時に作業できる、1台多機能のシステムの構築を目指しています。

  • ベースマシンへのスタビライザ装置の導入

ベースマシンにスタビライザ装置を設置することにより、傾斜地であっても常にキャビンの水平を保つことができるようになります。これにより、傾斜地であっても効率的かつ安全な作業を実現し、また、作業道開設コストの低減につながることも期待されます。