モデル事業体の取り組み 美和木材協同組合

先進的林業機械による作業システム実証の取組事例

集材工程の作業効率・生産性の向上に向けたロングリーチグラップルの導入

美和木材協同組合
〒 319-2603 茨城県常陸大宮市鷲子46-1
TEL 0295-58-2899 FAX 0295-58 -2043
新たに導入した主な林業機械
  • クローラ式ロングリーチグラップル
構 成 ベースマシンSK165SR-2F ブレード付き
(コベルコ建機株式会社)
ロングリーチグラップルLA12GB
(株式会社レンタルのニッケン)
【 全  長 】8,000mm
【 全  幅 】2,500mm
【 全  高 】2,820mm
【 重  量 】17,500kg
【 エンジン 】出力 69.2kW(94ps)
【最大作業半径】12,100mm
【 定格荷重 】500kg

現行システムの課題

現行システムでは、グラップルによる木寄せ・集材(アームの作業範囲を超える場合はウィンチを使用)を行っています。造材工程にはハーベスタを導入し効率化を図りましたが、木寄せ・集材工程がボトルネックとなり、工程全体での生産性を高める上で課題となっていました。

作業システム改良の取組概要

  • 集材工程の生産性の向上

ロングリーチグラップルを導入することで、長いアームにより集材範囲を広げることができ、集材工程の効率化が期待されます。また、路網密度を抑えることで、林地への負荷も小さくすることが期待されます。

  • 固定式ロングリーチグラップル

ロングリーチグラップルのヘッドを揺動式ではなく固定式にすることにより、材を掴みやすくし、集材作業の効率化を図ります。特に、かかり木 の処理には大きな力を発揮します。